現場より・・認知症の人と話し合うとは

ご家族の場合

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・現在に至るまでの関係性の良い子供さん等がキーパーソンとなり話し合いましょう。

・認知症になる前の両親を思い出し、両親の認知症の進行から困っていることを

具体的に認知症の人へ、どうしたら良いか相談をしましょう。

責めない。怒らない。穏やかに。

 

・地域の人のことも関連がある場合、必ず伝えましょう。

・大事な親であることは、必ず伝えましょう。【繋がり】

 

  • 上記の内容が怒りに変わり、話し合いにならない状況においては、認知症の進行が認められ早期の受診が必要となります。

 

・認知症治療薬には、心のトゲトゲをオブラートで包み込むようなお薬もあります。

 

  • 数年前の受診から、薬は必要ないと言われても認知症は進行する病気ですから、
  • その言葉を数年持ち続けることは互いに疲弊をする期間となります。
  • 認知症の専門医は精神科です。

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  • 認知症の人に本当のことを伝えましょう。

◆今まで一緒に暮らしてきたけど、母さんは介護ができなくなったんだ。

このままだと二人揃って共倒れになる危険があるんだ。

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・ショートスティなど家以外に慣れることからはじめましょう。

1泊~3泊・・・等、必要時その後の施設を検討しましょう。

自分等もそうであるように心の準備をする段階が必要です。

 

事例

◆母さんは、忘れる病気になってね。電気もったいないと言って冬でも全部切ってしまうんだ。

寒くても震えていたんだ。

・仕事が遅いから心配なんだわ。

○施設入居となった折に「なんで自分はここにいるの」と、尋ねられたときに

家族の言葉をそのまま届けています。認知症の人は納得です。感情が残っていました。

 

父さんも亡くなったんだよ。

・葬儀の写真も落ち着いていたら見せましょう。忘れている場合は受診が必要です。

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・母さんが一人で暮らすことに、ほかの兄弟も心配しているんだ。

・あったかいところで安心して暮らしてほしいと思っているんだ。・・・

みんなが母さんのことを心配しているんだよ。

 

◆互いに感情が昂る場合は、手紙やノートに書きましょう。

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ここまで、じっくり話しこんでいただき受診もすることができましたら、

支援する側の人へ相談をしましょう。

地域包括支援センターは、多くの困難事例を抱えております。

子供さんやお身内で話し合えるところまでしっかり話し合いましょう。方向性を出す。

地域包括は万能ではありません。

生身の体の人等であります。

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これから認知症になる前に心がけること。

 

認知症の種類は、大きく4つに分けられておりますが、

もともとの性格が加味する場合が強く個別であります。

・協調性・感謝・口調等、攻撃性等、認知症になる前からの鍛錬が必要となります。

 

・施設は、病院ではありませんので必ず専門医受診が必要となります。

 

認知症になっても子供との話から覚悟を決めることができます。

 

◆家族だからこそ、支援する側に任せる前に、子供のころを思い出しじっくり対話をしましょう。

◆共にアルバムを見ながら現在の地点に戻しましょう。

◆楽しい思い出を思い出し、これからも離れて暮らしても思い出づくりを始めましょう。

◆施設を経由し家族はよい人になりましょう。

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認知症になっても感情は最後まで残ります。

・喜びも、感謝も、感動も元気な人よりあります。

認知症の人は嘘をつきません(作話は心の願望でも:女学校に行ったんだ等)

私たちより、もっと正直に純粋に生きています。

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困った時こそ、認知症の人に聞いてみましょう。

必ず返答があります。(表情・動作・単語)