知っておくこと
救急搬送時には、
延命をするのか否かを、
本人の意思や家族様の気持ちを搬送先に届けておくことが大事です。
今まで利用してきた施設等へ戻りたくても、
高齢な認知症の人や嚥下機能低下の人等へ
人工栄養を経鼻から注入すると大量の喀痰貯留のため
呼吸機能低下を起こす危険性があります。
看護が24時間常駐(連携含む)で実施している事業所もあるかと
思いますが、
現実的には、訪問看護でも契約が難しく
施設等においても24時間、
随時の痰の吸引(介護福祉士で資格保持者可能)は困難で
頑張ってきた命に終止符を打つ結果の危険性が増します。
なぜ、最期まで看てくれないのかと疑問を持つ場面もあるかと
思いますが、
本人の生命を尊重すると一般施設は困難となる場合が現実的です。
都会の方では、
率先して経鼻栄養の方を扱うサー高住等も出始めていますが
地方では、看護の確保等難しい現実です。
特別養護老人ホームや医師が常駐している療養型病院では、
実施しているところもあります。
今は、入居前に延命を望むか否かを
その時点の意見としてお聞きすることがありますが、
最終的に変更になっても良いので、
大事な場面こそ、
家族での統一した意見の見解が必要と現場から思います。