読書

朝の読書(致知)から、

ふと何気ない文章が

過去や今の状況と重なり多くの気づきをいただける場と転換することがある。

 

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ある文中では、

『毎年四季折々の花は咲くが、昨年一緒に花を観賞した人は今はいない』のフレーズから

終末期を迎えたグループホームの方が、

空一面を覆うように咲き誇る姿に空を見上げ「すごいねー」と、

表情豊かに大きな笑顔で喜んでいただいたことが走馬灯のように浮かんできた。

 

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旧グループホームの桜の老木で、アリや幹が空洞になっていたが、

遠くまで桜を見に行くことができない人の為にと、

ホースで空洞の木くずを流し木酢で地面や木肌を消毒させていただいた桜の木である。

今年も桜の花が見られそうな気配である。

 

 

人も、

動物も

自然も、

木々や植物も

ほんの少しの手助けをできる人が、

手入れをすることで命が再び生かされてくる。

 

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人との出会いも

『青春期には良き師を得ることが大事だ』と文中でも述べられていたが、

自分も、学生時代に励んだ吹奏楽の先生や先輩等の顔が浮かんでくる。

また、老人保健施設の立ち上げ時にも経営という視点を、

しっかり上司から学ばせていただき、

現場においては在宅における介護現場の悩み相談など、

今思うと、24時間業務でその頃から明け暮れていたが、

決して仕事は辛くはなく失敗もあったが、そこから学んだことは今も活かされている。

 

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学生時代の休みのない部活動は、担当の先生やご家族は大変だったろうが、

当時は辛さと楽しさが入り混じっていたが、

今、客観的に考えると、

精神力を養い

音楽を奏で、

譜面を通しチームで作り上げるものへの学びをいただいたのだと思う。

また、更には介護現場の立ち上げ基礎の部分から業務に就かせていただいた時期は、

その時期しか味わえない設計図からの業者との意見交換や浴槽の深さなど、

立ち上げの経験や学びは、

学生時代の体験ともまじり合い、

今も目標の方角を示す羅針盤として存在し、

生きていく土台になっているのだと振り返ることができる。

 

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人は、一人でこの世に誕生し

多くの人と出会い、

いのちが燃え尽きる最終は一人であることを常に覚悟すると

青春時に身についた羅針盤と合致するのだろう。

 

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いま、暫く羅針盤と相談しながら今までの道半ばの目標達成と、

手がけた事柄への継続する地ならしと、

新たな目標へと向かいたい。