困難に向かっていても、どんなときでも自分で決める

働き盛りには、バリバリ前を向き頑張ってきた人も

頭が良くて幼いころから神童と呼ばれていた人も

平等にやってくるのが老いであり

 

 

病気になっても

仕事から環境が変わっても

もがくように人は悩み深く考えるが、

 

 

一定の時期が来ると

多くの人は、皆

その悩みの山を乗り越え

再び生きようと努力を始める力が人には備わっている。

 

 

 

そのプロセスは、

認知症を患う人も同じようで

言葉に出さずとも、

変わりゆく自分という自分を真っ先に自分が知り

 

勧められるデイサービスへも「そんなところ行きたくはない!」

避けていても

一歩、重い腰を上げ

みんなの顔を立てるように入っていくと

 

 

緊張から予定の時間より早めに戻ることがあっても

何度か、親しい顔を見ていると

仲間になったように自分がそのような自身を受け入れ、

どこかで納得に入り

 

 

折り紙の鶴も

もう・・できないよ』と言っていたが、

スタッフが黒子となり、

できることを優先し行っていただくと、

立派な鶴を持ち上げ「できた!」と喜びの声を発していただけた。

 

自信の回復は、自分の居場所となり、

疲れた体を休める場所の確立をしはじめ

身体を休めるあんばいが良い居心地となる。

 

 

 

 

 

 

 

自分の人生をどのように彩るのか、

人生の終末と向き合う人でも、

 

老衰からやせた体であっても

わたし・・デイサービスへ行きます。と自ら決めていただき、

しかし、参加しても

皆さんと多くは語ることもないが、

 

互いに無言の会話が成り立っているように

静かな環境で

8年前頃から取り組まれていたパズルを今も自身が選択し

何等、今までと変わらぬ生活をされ

 

 

時折、やってくる食欲不振時には、

ケーキ、

好きな麺類

チョコレート

あんこ入りアイスクリーム

おはぎ、

みかん等、希望する好みのものをご支援させていただくと3度も4度も

消えそうになる体が回復を始め、

再び普通食に戻り

 

 

往診医師と訪問看護による支えは側面の支えであり

生きる魂は

生きようとする力を励まし

再び消えそうになりつつも数時間過ごし

自分の意思で慣れ親しんだ場所へ戻られていく。

 

 

(好む居場所・安心な場所。枝に止まる鳥と会話をしているよう)

 

🌷🌷

 

〇元気はつらつに認知症の進行を阻止するデイサービス、

〇「もうだめになった」と自信が無くなっても、みんなで支えあい自信を回復するデイサービス、

〇いろいろな意味における『終末期デイサービス』の色分けができ、

 

与えられた命を生き抜くために様々な選択肢を提供できることを

これほど嬉しく思うことは無い。

 

 

 

🌷

 

 

 

 

🌷🌷🌷お知らせ🌷🌷🌷

2023年5月15日(月)放映のNHK番組

認知症の人が暮らしやすいバリアフリーな“まちづくり”が紹介される。

静岡・富士宮市と、

長野・上田市豊殿地区の取り組みが紹介される。

多くの町や市が動き出すことで世の中が変わり

暮らしが変わり

周りの人等の物事の捉え方も変わってくる。

自分の町をどのようにしたいのか、決めるのも自分等である。