記憶をたどる
石井 十次氏
昨年9月の刊誌であるが
読まずにいたページが、なぜか今朝、目に飛び込んできた。
郷里の近くには、
遠軽の家庭学校(旧教護院)があり、
自分の母方の先祖が岡山という意味合いからも、
記憶のどこかに記されていたが、
いや、
石井十次氏の名前は福祉の試験でも学んだこともあり、
月刊誌を手にし、改めて生涯を孤児救済に捧げた児童教育の先駆者であることが理解できた。
本は、
改めて読み手の奥にいる自分を揺り起こし
その時期は、
遅からず
早からず
ちょうどよい時に文章から「ことば」となって背後から押してくる。
自分で勝手に決めた終わりが
全てのものの勢いをダウンさせているのか。
背後から押してきたエネルギーからは
物事には終わりがなく
いつでも、
「ここから」と思うと
これからの行動に力をいただけたように
のんびりと構えてきたものに「早く動きなさい!」と押されたような衝撃が走った。