記録映画
日曜日、重症心身障害児(者)の記録映画を視聴させていただいた。
何と言葉にしてよいのか、
今でも自分自身の気持ちが追いつかない。
字面にして良いのか、
日々の家族のご苦労の様が軽く思えて伝わらないのでは?と悩むが、
知ってしまったからには、
心いっぱい伝えさせていただこう。
話せなくても
体が思うように動かなくても
感情は、自分等よりも研ぎ澄まされ
身体を絞り上げるように、
ありったけの力を駆使して感情を伝えている。
彼らは、精いっぱい生き、
介護する母親は治療に専念する時期も我が子を世話し
病気を理解しながらも、
自分を後回しに
数年後には病魔がむしばみ
最期の別れになるかもしれない面会時には
元気に世話をしていた時と同じように
心でウオンウオン泣きながらも、
元気にふるまい、
我が子を勇気づけ
立ち去って行った。
子は、そのような母親の気持ちを誰よりも理解できたように
大粒の涙をぽろぽろと流し
声にならない声で見送った。
生きること、
生きていくこと、
別れること、
置いていくこと、
どれほど辛く悲しいことであっただろう。
表に出づらかったすべての人々は
勇気をもってお日様のあたる場所で
普通に生き
「しっているかい!僕らも、私らも生きているんだよ!」と、
堂々と生きていこう!
そのような世の中になるよう互いに生きていこう・・・