私が人生の旅で学んだこと 日野原先生
北見市留辺蘂町で一時的に激しい雨が降り、
気象庁などは記録的短時間大雨情報や土砂災害警戒情報を出した。
事業所全体で3度目のそれぞれの現場視点のBCP作成最中であり、
その地域へ通所で送迎する人等は家族と連携し、
まさに現場で自らメモを書き込むような難問解決BCPへと結びついた。
この留辺蘂地区の過去からの水害については、
認知症の人が災害を思い出し現場で書き留めた断片情報から、
図書館で調べその後のフォーラムへと発展した場所でもあった。
話は変わるが、昨日、地下街で古本が販売されており、
手にした本が日野原重明先生の「私が人生の旅で学んだこと」、
2007年版集英社文庫を手にすることができた。
先生の写真もお若い
100円である。
天からのプレゼントのようでうれしい!。
先生とは、東京の人間学の学で行かせていただいた講堂で誰よりも大きな声で
末席まで届くような迫力と強いエネルギーが発していた記憶が蘇る。
先生は、人生とは一言で言えば「人との出会い」であると。
人との出会いによって人生の岐路が選択されるとも。
確かに、人生の節目で出会った人等が多くの人にもいるだろう。
先生に褒められた言葉から、
その道へと入った学生や、
多くの勇気を与えていただけた人との出会いもあるだろう。
忙しく働いていた日々からやがて病気や老いが平等にきて、
『その直面したときに、生きているということは何か、
死とは何かを真剣に考えるようになるのです。』とも。
そのように考えると認知症サポーター養成でも、
認知症を発症しやすい年齢になる人等が聞く認知症の話は〝切実‴で我が身に振り返り、
帰りの玄関先では「認知症だけにはなりたない」と発する意味の重要性が、
パズルの1片がピタリとはまったように素直に納得した自分がいた。
先生は
『悲しみのある人のそばに立ち、
その気持ちを共有することによって、それを学ぶことができます』とも。
その視点から考えさせていただくと高齢者には『認知症の理解』と
『認知症にならない為には』という理解が最も必要なことが理解できる。
答えは、すぐそばにあったのだ。
このような時間がとても嬉しい。