言葉を大事にすると、その人の心の動きが理解できる
何気なく発した生活面のことばを記録に取ります。
(認知症の人の為のケアマネジメントセンター方式)
当社では、そのシートの1枚(D3シート)を日々のアセスメント記録として残しております。
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住宅型有料老人ホームも、軽度認知症の人~身体機能低下による全介助の方まで、
24時間支援シート(睡眠時間・睡眠状況・排泄状況・食欲・体温。酸素濃度
・血圧・脈測定・精神面・発した言葉からそのときの介護者の気づき)を残し、
個人記録として1週間の1枚のシートで積みかさねのアセスメントシートとして残しております。
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長い文章としてのことばでなくても
何気なく発した言葉から、その人の心の状態を知ることができます。
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認知症の進行には、初期・中期・後期とありますが、
その人の人生の歩み方により
老いても、積極的に生きようと交流をされたり、
・忘れることへの工夫(99才でも日記)や
・物の出し入れでは、周りの方への迷惑にならないようにと、
バックの中の大事なものを色別に取り出すひもを付けるなど、
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工夫から生活への自信を取り戻すと、
やる気が勝り明日という未来への挑戦に意欲を集中されている方もおります。
その意欲は、更に自信となり認知症の進行があっても更に工夫から生活ができるという
互いに働きあって融合し成り立っていく二宮尊徳の「一円融合」のようだとも思えてきます。
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高齢になっても字を書き続けることで習慣が知らずうちに訓練となり
力は残されていくのです。
歩きたいという願望と、転倒したら困るというこちら側の一方的な思いは、
ご利用者自身の歩きたいという自らの願望が勝るのだと考えます。
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どこにいても転倒する時には転倒するのです、
極論から言えば『幼子に交通事故に合うから外に出ないで』という一方的感情と
同じと考えます。
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転倒し骨折され保険者にも正しく報告を出し、
本人からも、家族様からも「何とかOPをおねがいします」とのことばを
Drに代弁させていただき、
退院後も「歩きたい」という希望が強く、
介護現場における「ベット上可動域拡大訓練、足上げ筋力向上訓練、立ち上がり訓練から、
立位保持訓練・徹底歩行訓練」を実施し、
すでに術後1~2か月で見守り支援し、今では普通の生活をされております。
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昨日の勤労感謝御膳は、とても美味しくいただきました。
スタッフは、100円(福利厚生)で注文することができます。
すりみ汁も美味しかったです。料理人は、もと温根湯にあるホテルの料理人です。
🌷Aさんの短い言葉から
夕食後に
●「おいしかったよ」と。
●『昨日は、せんたくありがとう』と訪問介護の人との交流場面があり、
〇食事完食と
〇短期記憶も順調と判断できます。
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朝の6時に起床され7時の食事には水分350摂取と完食であります。
また、前日は6時30分には床に入り、
睡眠状況もぐっすりお休み中のマークが入っています。
翌日は、8時過ぎに就寝されバイタルも安定です。
コロナ禍から、酸素濃度と毎日のバイタル測定が、ごく自然の測定となりました。
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Aさんは、自宅ではお一人住まいであり、
身寄りもなことから病気の進行から長期の入院となっておりました。
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入居時には、病院を離れるのを拒否されており数日は話も成り立たない
拒否の状態でしたが、周りの方からの積極的な会話投げかけから、
メンタル面も安定され穏やかにお過ごしになっております。
ご縁に感謝です。
笑い合える一日が一番幸福ですね。