「大学を素読する」3.
特に、これからの時代を担う若者や、世の中の中心となる30代の人々に多く読んでいただきたい読本であります。
未来のある若者達に先人の教えが身についたならば、
自身の生きる価値が大きく変わってくるのではないかと思います。
物を格(ただ)して后(のち)知(ち)至(いた)る。
知(ち)至(いた)りて后(のち)意(こころばせ)誠(まこと)なり。
意(こころばせ)誠(まこと)にして后(のち)心(こころ)正(ただ)し。
心(こころ)正(ただ)して后(のち)身(み)修(おさ)まる。
身修(みおさ)まりて后(のち)家(いえ)齋(ととの)う。
家(いえ)齋(ととの)いて后(のち)国(くに)治まる。
国(くに)治(おさ)まりて后(のち)天下平らなり。
○ 自分を正せば知恵は自ら澄んでくる。
鏡のようにわが知恵が澄めば、意識や感情は正常になると心の内も正しくなる。
心が正しくなる事によって自(おのずか)ら身が修まる。自分の身が修まると一家は和やかに調和する。
一家が良く調和すれば、一国が良く治まる。
一国が良く治まるとによって天下は自(おのずか)ら平安となり明徳も個々人に明らかになるのである。
大学を素読するより引用