厚生局認知症サポーター養成夏休み親子教室と認知症対応方法
かつてない北海道厚局主催、親子サポーター養成の展開と職員さん達の親しみやすいアットホームな受け入れは、
厚生局ホームページにあるように「~北海道新開拓時代~」というキャッチフレーズと同じく
何かが変わるという意気込みを感じることが出来ました。
小中学生のサポーター養成時の講義内容については大変難しく
先日、認知症介護研究研修仙台センター加藤センター長からご教授をいただきましたが、
出来の悪い私は開催毎にこれからも何度も何度も手直しをしていくことと思います。
ポイントをどこに押さえるのか、
子供達の心の中に認知症という病気が理解され、一緒に住んでいるおじいちゃんやおばあちゃん、
老人が老人を介護している「老々介護」や
認知症の人が認知症の人を介護している「認認介護」の地域の人々へ優しく挨拶ができ、
夏休みの自分への挑戦としてゴミ出し等を手伝っていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
ちびっこと3人で参加されたお母さんからは、
実際に自身の、おじいちゃんと、おばあちゃんのお世話をさせていただいているという
元気な優しいお母さんから相談をいただきました。
●質問から
「むかし、祖母は絵を書いていたが、それを勧めて良いのか」、
祖父は、もと漁師で網のつくろいから思い出したのか、
ひ孫の靴下のつくろいを、自ら進んでおこなったが、
「変だ!どうして出来なくなったんだろう」と、できないことへの戸惑いがあった事を相談されました。
●絵はおばあちゃんと共に横に座り孫さんが描き、
色合いや構図を相談しながら描いていき、おばあちゃんが自然と描きたいと思ったとき導入することをすすめました。
●おじいちゃんの場合も先に「出来ること出来ないこと」を調べておくことが大事であり失敗をさせない工夫をすることです。
認知症という病気になり、たくさんの喪失感を味わい更なる喪失感は認知症を進行させる危険があるからです。
「困っているナー」と思う時は表情や動作から察知し、
「あ、おじいちゃん、そのようにすればいいんだね。ありがとう!何だか出来そうだわ」 などの言葉を使い、
次の動作を確認しながら「これでいいかい」と、おじいちゃんを“たてながら”進める事がポイントです。
できることから達成感をもっていただく事が良き刺激となって活性化し、やる気の「気」がでてきます。
また認知症の人には、長い話をせずに短くわかりやすい言葉を伝えることです。
長い説明や説得は混乱の元になります。
ダメージは脳細胞を欠落させ、記憶は忘れても感情は残ります。
ちびっこ3人のお母さんの姿勢は子供達にとって、
どのような学校の学びからも得られない「真の学び」をいただいている事と思います。
介護保険を使い「息抜き、手抜き」をしながら進めていきましょう。ありがとうございました。
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