面接へ83才の意欲のある高齢者が
今までパートの制限枠で働きたいと申し出ていただいた方にとって、
キャリアパスや資格取得から収入アップへとなり働きたくても時間の制限のため働けない状況となりました。
そこで、募集の公告を掲載すると、
玄関入り口に車を止め待っていた男性がおもむろに「面接お願いします」と笑顔でやるき十分な様子で立っておりました。
聞き間違いかと思い、大変失礼だったのですが、おそるおそる「入居申し込みですか・・」と伺いました。
すると「いえいえ働かせてもらおうとおもって」・・と笑顔です!
元気な姿に嬉しいような思いと同時に、困ったな・・何と傷を付けずに納得していただこう・・と頭の中は整理がつきません。
まずは、他の予定もあり失礼ですが・・と始めに短時間のお話の時間で良いかを決めていただき快く室内へ入っていただきました。
お話を聞かせていただくと同じ同郷の出身でした。
2級ヘルパーは今年、取得したものです。
なるほど、いまの求人広告は年齢不問となっており、男性の言うように希望となったのであります。
自分は耳が遠いのが難点だと話されてますが、耳が遠いからこそ元気な声が出ておりました。
しばらくお話を聞かせていただいた後、働くことは命に差し障りが出てくること、
1週間に1度程度の短時間の、お話ボランテイアが今の健康状態に一番良いのではないかと、
長く続けていただけることが健康を維持できることを自分自身も疑問を持ちながら伝えさせていただきました。
しかし一緒に昼食(ボランテイアさん無料)を食べ、会話をしていただくことで互いに活性化するのではと思いました。
80年以上生きてきた世の中の経験から、素早くこちらの気持ちも察していただけたようです。
その後は同じ年の入居者さんと仲良く話をしていただき、また来るよ・・とおっしゃってお帰りになりました。
昨日は3人の面接をさせていただき、どの方も良いところがたくさんありました。
しかし、あの情熱と年齢が今少し若ければと、残念なような複雑な気持ちになりましたが元気にいらっしゃる姿が何だか待ち遠しくなる83才の男性でした。