センサーのさびを落とす

届けられた言葉・目線・笑顔・いつもと違う思いつめた表情等を

大事に扱うと

その人の、

旬な心の動きを伴った

未来への期待や体の状態、心の苦しさを教えていただける。

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〈デイサービス五号館)

★~☆~★

グループホーム 朝の体操の時間から

○Uさん

立位保持訓練実施

『待ってよ~足を前に出して立つよ~』と意欲的に行われる。

○Tさん

言葉は難しくなっていますが

むせなく、

目が合うと『ふふふふ』と笑顔。

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〈デイサービスオンネナイ原野)

★~☆~★

デイサービスでも

『わし、今日は家ですることあるんだ!

帰りたいんだ!』と、

バスに乗り込んだときの

届けられた言葉から、

『自宅へいたい』という願望が強く伝わってくる。

デイでは、

生活歴を基本ベースに考えを膨らませるが、

それのみにとらわれず、

傾聴し

1対1での時間をもたせていただく。

会話途中での記憶の移り変わりから、

瞬間の旬な記憶をいただき、

場所を変えることで気分が安定する場面となるが、

何よりも安定するのは、やはり自宅である。

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記憶の推移の中でも

『仕方ないなー営業所の勤めもしんどいなー』と

過去の仕事から

デイサービスにあわせていただいているTさんであるが、

しかし、

これもTさんの力である。

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〈デイサービス エーデルワイス)

Tさんの最善の暮らしは、

デイサービスではなく、

1対1で自宅で話す相手がいる環境だと、

Tさんは、笑顔でご満悦な表情で暮らすことができるが、

そうはならない理由が山ほどあるのが現実で、

自分等も無理して通われるTさんの心の動きを

大事に扱わせていただこうと、

全事業所に遊びに来ていただくことで統一だ!

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繰り返しであるが、

ことば、

表情には、

心の動き、

意欲が理解でき、

言葉やいただいた表情から、

目には見えない心の健康状態を教えていただける。

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(各事業所、外出支援続行中)

しかし、そこには、

受け取る側の心のセンサーがもっとも大事で

届けても

受信できないことが続くと

その人の表情は次第に消えうせ、

目は閉じたままの時間が長くなることが多い。

Tさんの心のまま伝えていただけるのは最もありがたいことなのだ。