慢性疾患からの看取り期を何とか乗り越え

少しだけいただいた安らぎの時間。

・・・・

かなりの状態が悪化した日々が訪れ

医師からも、

訪問回数が頻回になった看護師からも

ご家族と一緒に

そろそろ・・と覚悟をする場面をいただいたが、

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その人は、

その時期を少しだけ乗り越え

昨夕の食事では、

『今日は、土曜日だね。・・廊下の音も聞こえないね。・・静かだね。

向かいの車もあるね。・・』と

外界に関心を向けておられ

食事では、

『食べ物はね、残すなと昔は厳しく言われたので』と

微笑みながらゆっくり完食をしていただけた。

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このような高齢者住宅の訪問介護の報告から、

ご利用者が、

今、何を想い、

何を考えているのか、

高齢者住宅での看取り期、

安定期、

そして再び訪れる時期に向かい、

お世話をさせていただく環境に多くのヒントをいただき、

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人生の荒波を超えてきた人々のお世話をさせていただけることに

感謝が募り、

訪問介護から届いた報告の感性にありがたい・・とただ、ただ頭が下がる。

困難から逃げず、

あきらめず、

日本を支えてきた人々の命を通し、

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世のなかの

あらゆる場面で

自分から始まった縁のある人々を大切に、

情を忘れず、

必死で這い上がろうとする人々を見分ける術を自分は失わずにいたい。