太めの入浴介護スタッフさんこそ熱中症に注意です。

熱中症対応Ⅱ

就寝中に熱中症になることもあります。

●症状

筋肉の痛み、頭がガンガンする、

こむらがえり、めまい、吐き気、まっすぐ歩けない

○涼しい場所へ移動し衣服をゆるめましょう

○体の太い血管のある脇の下、首筋、足の付け根を冷やしましょう。

●濡れタオルをあてて、うちわなどで扇ぎましょう。

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(家族様と連携しデイでは水分補給にゼリーも作成。

オンネナイ原野、昨日は心配なご利用者が完食をすることができました。)

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◆◆◆

クールビズの室温28度設定は「エアコン設定」ではありません!

陽ざしが強い部屋。西日が入る部屋など設定温度を変えることも重要です。

◆◆◆

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職員も注意です。

皮下脂肪の厚い人は、皮膚表面から熱を放散する作用が弱いので、

発汗に頼る傾向が大きくな ります。はい。

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(着るものは綿の通気性の良いものが・・)

入浴介護中においては、汗が蒸発しにくく、

したたり落ちた汗も体温低下に 作用しないことから、

大量の発汗が続くことがあります。

入浴担当者は、仕事の合間でも冷やした飲み物が必要です。

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(おはぎの力は偉大です)

認知症、精神、神経関係の疾患については、

自律神経に影響のある薬(パーキンソン病治療薬、抗てん かん薬、抗うつ薬、抗不
安薬、睡眠薬等)を

内服する方々は、発汗・体温調整が阻害されやすくな ること、

これらの疾 患等については熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。

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体表面の血管が拡張した場合や脱水状態となった場合には、

血圧が低下して、脳への 血流量が 減少します。

体温調整が困難な認知症の方にはとくに注意が必要です。

いつもと違う言動、行動が ありましたら

それもサインの一つと見定めましょう。

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(おはぎ^^いつもより食事のペースが速いです)

◆◆◆

事例より

実際に認知症を患う方のデイサービスでの言動・行動の変化から

高齢者住宅への引継ぎで、

夜間もしっかり飲水していただきました。

レモネードはお口に合うようで、おかわりをしていただけました。

体温調整機能が低下している高齢者の皆さんは

夜のトイレが嫌だと水分を拒否される方がおりますが、

夜こそ、糖尿病のある方にも麦茶等を摂ることが大事ですね。

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(デイではシャッキリとマニュキュアに

ご満足でおしゃれ気分を満喫です)

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介護者の皆さんも、ご利用者が夜中に起床しましたら

『水分補給のチャンス一緒に飲もうと!』お誘いしましょう。

また、野菜のきゅうりは、体温を下げる働きとなります。

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(夜はかつ丼、美味しいねーとシンフォニー)

料理が苦手と言う方は、

もずくの入った酢入りの味付けパックを利用し

きゅうりを入れると

食べやすく身体もシャキット(クエン酸)元気になります。

引用文献(厚生労働省・環境省)

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