身を持って体験する学びから

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網走ブロックの理事会
いつもと違う美幌町で会議が始まり、いつもと違う環境で午後からの会議とはいえ会議に参集する遠方の方々の出発時間を思うと、本当にご苦労様と身を持って体験することの大切さを痛感させていただいた。

この、いつもと違う環境から思い出す言葉がある。
協議会の会議で札幌へ行くと「ごくろさまです!」と言ってくださっていた方が本当に身を持って体験する場面から「本当に大変だったんだね!」・・・と驚きと労いの言葉を聞いた事がある。

この「本当に大変だったんだね!」という意味合いから多くの学びがあるように思われる。

 昨日の会議の中でも、研修会の参加数の多さから北見を中心に考えるが、遠くは遠軽や紋別、網走に交代でまわすことも大事なのではないかと・・・
数の論理も大事だが、互いに遠方まで出向く精神を養う上では、貴重な研修になると思う。
1年をかけていくなかで、遠方で参加する事の少ない現場スタッフを重視し数の論理は別にして時には遠方もあえて入れることを検討した。


                                 
 また、机上だけで考えると、いろいろな考えが安易に処理されてしまうが、これも体験から多くの学びがあがってくる。
 今、始まっているスプリンクラーの工事も机上の考えでOKが出されて発車したのだろう・・・

 認知症は、純粋な認知症もあれば精神と合併している認知症の方など様々である。この方が体験する「身を持って体験する学び」は苦痛と混乱だけである。

 施設には様々な人達が来所され、笑顔で出迎えていたMさんであるが、この長期の変化をいち早くキャッチしたのもMさんであった。

また、工事中の目に見えないゴミの吸収に空気清浄機を4台フル活動し、スタッフ達は利用者の皆さんの雰囲気を平常にしようと見えない雰囲気の大切さを身を持って体験した。

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 Mさんのカンファレンスでは、今まで年に数回しか会えないご主人の施設へこちらから行き心の栄養につなればと、プラスの考えが生まれた。
Mさんへの償いも込めてスタッフが考えだしたものである。
                                        

★★

 認知症と一言で片付けてしまう事が多くあるが、この学びから「自施設の利用者の認知度と合併している状態」「認知症のステージと環境の変化」を介護の立場から把握し、今後の日々の介護へ結びつけなければ申し訳ないと思うと同時に次世代につなぐ大事な財産と思われる。

 困難から多くの学びがある。普段考えても実現に至らなかった考えに、その人を思う心から
大きな力が働く。「ハタラク」「傍を楽にする働き」まさに母親の無償の働きである。・・・
やっと2番地が終了し、今日からは1番地の工事にかかる。

★★★

 事務局のIさんの計らいで会議終了後”お花見”と”合格祝い”の名目で桜の花は一本もない田村の焼き肉屋さんで宴が始まり協議会ブロック理事という純粋なボランティアをする仲間達との心の語らいの時間をいただいた。

6月の北見塾の塾長へも遠方から安価な報酬で申し訳ないと思っていたが、そんなことは関係なしと言わんばかりに”新刊の貴重な内容”を北見塾へ投入するという心の広さをいただいた。

Iさんの心のこもった手打ちそばと共に心の歓待をしよう・・・
Iさんからの丁寧に磨かれたワサビも皆さんの手に渡りIさんの温かい心もいただいた。
 早速、お年寄りにイカの刺身と一緒に添えて春を感じていただこう!

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