再生
再生
自然の大きな懐に抱かれると、
日々の喧騒を、
無条件で吸い取っていただけるのだと、
魂の底から納得する自分とめぐり合える。
野山は、誰にも分け隔てなく、
自然の働きで迎え入れ、
窓まで下がる大きなツララと窓を覆う大きな雪は、
幼き頃の真っ暗になった奥座敷で変化を楽しんでいた”時”を呼び起こし、
高く積みあがった大きな雪山は、
背丈の何倍も積み上げた通学路の雪山を、
体をくねりながら楽しく通った低学年の自分を思い出す。
人が自然を求めることは、
体の奥の隅々まで汚染されたものを排除し、
新鮮な魂を鼓舞する新たなエネルギーを吸収することができることを、
人は生まれながらに持ち備えている。
人が野山に出かけることは自然の理に適っているのだろう。
自然よ、自然、
今、再び人間の犯した罪を洗い流し、
共に、この地球を守ろうじゃないか。