むかーし、むかしの福島の家々に伝わったお話が一冊の本になりました。
元気な日本の農村地帯の風景は、
たとえ、テレビからであっても、
心のやすらぎをいただいたように、
体の奥から、
やさしく、
なつかしく、
真綿で包まれたように
ほんわりと、温もりが伝わってきます。
今、ご縁があり、
福島、二本松教育委員会教育長が寄稿され、
紺野雅子さんが発行された民話集、
「とうわものがたり」が手元にあります。
自分も同じように,
学校や図書館などで語りをさせていただきましたが、
紺野雅子さんは、高齢の方から語り告がれたものを、
震災がくるとは夢にも思わなかった少し前、
活字として1冊の本にまとめられたものであります。
日本の消え入りそうになった伝承が、
ぎり、ぎりのところで紺野さんに救われたような気がします。
紺野さんによりますと、まだまだたくさんの話があると言います。
何とか、日本の文化を残す為にも、
更なる発刊を、お願いしたいところでありますが、
今、福島がこの状態になり、
本が他の皆さんのところに行き渡らず手元にある状態であります。
紺野さんの自宅は、
飯舘村で閉鎖になった距離から、
300メートル程しか離れていないと言います。
今も尚、目に見えない放射能と戦いながら、
高齢な義母の介護をされている方でありました。
福島にゆかりのある方、
日本の昔話に興味のある方、
プレゼントしたい方、
古き良き日本の家々に伝わったお話を、お求めいただければ幸いであります。
民話集 「とうわものがたり」
発行平成23年4月5日 定価1300円
著者 紺野 雅子
福島県二本松市 戸沢 字 白ヶ作18番地
郵便番号 964−0201
電話 (0243) 46ー2468
※運送関係の業者も出入りしています。
宜しくお願い申し上げます。