自分の心のありよう・・・
太陽が昇り
「今日はどのような一日になるのだろう」と湧き上がる。
昨日と周りは全く変っていないのだが、
心のピントがピタリとはまると、それまでの悩みが払拭する瞬間と出会う。
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「介護が辛い。自分には向いていないようだ。頭髪も抜けてきている」と、
いくつかの職の遍歴のあるスタッフから申し出があった。
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度重なる指導調整はさせていただいた結果である。
彼の生活を考慮し
「それは辛いね。病気になったら元も子もないね。働きながら一ヶ月以内に職を探してみたら・・」と
時間を制限し伝えると、
体を小さくして汗をかきながら「すいません」と小さな声でささやいた。
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その後、
1ヶ月も経過し、
友人やらこれまでの職場の知人を尋ね奔走した彼は、
体を今までよりもっと小さくして
「すいません。良かったらまたここでまた働かせていただけますか・・・」と
汗をかきながら、
リーダーが「何とか・・お願いします」と共に頭を下げてきた。
今は「あの辛そうな面影はどこへ行ったのだろう」と思うほど
元気な声で体操を行い、
笑みを絶やさないように努力をし続けた結果、
顔の相が変り今も別人のように前に進み仕事に励んでいる。
一日の積み重ねが人生であり、
今日という日に着色するのも自分であり、
物事に大きな変化が無くても
自分という自分の心の持ち方により、
悶々とした自分が吹っ飛ぶ日が来るのもやっぱり自分の心のありようだ。