地域で生きる事と挨拶の大事さ
昨日の民生委員さんとの勉強会では、
地域で必要なことは、とのアンケートの中に
「 あいさつ です」と記入をしていただいた方がいらっしゃった。
朝一番のあいさつには、
元気になるスタミナエキスが盛り込まれ
夕方のあいさつには
今日もお元気でしたか。
お変りはありませんでしたか。
というコミュニケーションが挨拶の中には含まれている。
また、調べていくと
挨拶は仏教用語でもあり
「挨」は近づくという意味で
「拶」は引き出すと言う意味だという。
人の心の隙間にすっと入った悪い心も
地域の人から「挨拶」をされると
悪い心が引っ込み万引きを防止する役目となるが、
認知症の人へも目線が厳しいとそれ以上に怒りとなって自分へ戻ってくる。
目線はマイナスの挨拶と同様の意味が込められている。
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また、地域での認知症の人の対応も
自分を抑えた感情だけでは長くは続かず、
得た知識からの行動は
難解なパズルを埋め込むようにもやもやとした気持ちを払拭する一歩となる。
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ケアマネから隣人への
「いつもありがとうございます」
との挨拶から
具体的な困りごとを拝聴させていただくことが大事で、
ただ、すいませんと謝罪するだけでは解決には導かない。
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いつ、
どのような場面で困ることがあるのか。
時間帯は
本人の言葉は・・・
隣人に一番困ることを聴かせていただき、
そして、謝罪と感謝を伝え「対応方法を探りますのでまた教えてください」という
手順が現場では大事。
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認知症の人に何が起きているのかを把握する力がもっとも必要。
服薬の副作用の影響がないか、
便秘や歯の痛みなど体の不快感は無いか、排泄の場所が不確かではないか、
夜は寝る事が出来ているのか、
なにか気になる心配なことが認知症の人の中に留まって無いか、
食事拒否や脱水から服薬の影響で血中濃度が濃くなっていないか
上記他等を把握することで解決策がより身近になってくる。
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思考錯誤から
地域の隣人が困難から得た成果は地域の原動力となり
認知症の人を中心として隣人の協力を認める事、
また認知症の人が頑張って生きようとしていることを認め支え合い
大きなことでなくても、
ゴミ出しの一つでも
地域の現実を地域で発表する時期が今こそ必要だ。
地域への挨拶は
介護事業者からその人を中心とする人々へどんどん広げる事も良き方向の一歩となる。