認知症疾患医療センターとは
北海道においても認知症疾患医療センターが2カ所初指定されました。
基本的には保健医療・介護機関等と連携を図りながら、
認知症疾患に関する鑑別診断、周辺状況と身体合併症に対する急性期治療、
専門医療相談等を実施するとともに、地域の保健医療・介護関係者への研修等を実施するといわれております。
認知症の専門医療や、かかりつけ医との連携、相談対応、各地域で認知症医療の中核を担う機関として全国に150か所程度予定されています。
現場で最も望んでいるのが鑑別診断であります。
介護現場において、こうなのか、ああなのかと介護側から、その人にあった介護方法を確立するまでに認知症の人自身と現場はかなり疲弊してしまいます。
特に、この認知症疾患医療センターで特色を出して機能を発揮しているのが熊本方式であります。
熊本方式は、人口約181万の所に県内に8カ所を指定し更には基幹型センターと地域拠点型センターという二層構造の独自の熊本方式をつくりだしました。
国の方向をさらにグレードアップし、お金を有効に使いこなす方法は、例えお金がかかっても結果がいただけるなら道民は何も言わないでしょう。
形だけではなく、そこに魂を入れ動かすことを目的として作り出さなければもったいない話です。
一つのヒントを何倍にも膨らませた方法の展開は、やはり現場を知り人と関わる技術も要求され
学問の学び+人間性が大きく関与してくるものと思われます。
デンマークの地域高齢者精神医療班からもたくさんの学びがあるようです。