仲人ばあちゃんが、いよいよ最後の時を迎えようと・・・・
ターミナル支援を受け7ヶ月を迎えようとしている仲人ばあちゃんが、いよいよ血圧が上、60と低下してきました。
仲人ばあちゃんは、ご家族の病気により入居当時から家に帰っていませんでしたが今年、何とか一度でも帰らせてあげたいと、ご家族と思いが一つになりDrの許可を得て、途中の救急病院へ搬送するリスクも視野に入れ家に帰ることができました。
家では、仲人の世話を受けた人達が待ちかまえ「ばば、かえってきたか。よかったなーよかったなー」と、涙ながらに仲人ばあちゃんの顔をなぜ回しておりました。
ばあちゃんは農家の縁結びの神様だったのです。
亡き夫や父母の仏壇へ手を合わせ、まもなくホームへ帰ってきましたが、ご家族の心にも私達の心にも言いようのない満たされた気持ちが広がりました。
仲人ばあちゃんは、帰ったその日また行くんだ!と、ささやくように言っていました。
いよいよ、 かかりつけ医・訪問看護ステーション・ご家族と連携を行い医療連携看護師や看護師の小林リーダーを中心として、最後のケアに入りました。
家族様への食事や声かけ、最後の場面での最終的な打ち合わせなど細かい配慮を行いチームで対応している様子が電話の向こうから伝わって来ています。
あいにく、道庁主催の認知症介護指導者研修があり留守にしておりますが、
一家の非常事態を家族で支えるように、みんなが一つになり対応しています。
昨日は、家族の病気で退職をした職員が、仲人ばあちゃんの顔を見たいと訪れるなど、温かいエネルギーに包まれています。
何とか、明日一番で帰るまで待っていてほしいと今は、ただただ願うことと、成長したスタッフに手を合わせ感謝をさせていただいております。
施設長
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エーデルワイスでは全員が掲げた今日の教訓を、全事業所が朝の申し送り時、交代時に読み上げ心に入れます。
★20年度、今日の教訓から★グループホーム2番地 加藤
?「利用者様のもっている世界を大切にし、一方的な働きをせず発言や振る舞いの根拠にある利用者様の思いに耳を傾け五感を駆使して共感を示す」
?「人として世の中を知るための勉強、知識の取得、思いやりの心を心がけ地域社会に貢献を行う」
★加藤評価
どの目標も一日にして達成するものではなく、長期にして成るものでもなく利用者様に対して常に心がけなければならない事です。
その中で日々反省する事を怠って目標すら忘れがちな自分がいました。
業務の中で食事・排泄にばかり気をとられていたり入浴して頂かなければと自分の気の入れ方が利用者様に不快を与えてしまうこともありました。
また、利用者様に半信半疑で編み物を実施すると出来たときの喜びともっと早い時期に提供していれば良かったと言う、反省の気持ちでいっぱいになりました。
★21年度今日の教訓
今年度の目標は、まだまだ利用者様のことを知らない自分がいますので、今年も同様の目標で日々勤めていきたいと思います。
2番地加藤でした。