新人奮闘記
アルツハイマ―型認知症と診断を受けられたご利用者。
現場では
歩き始めの一歩が困難、
歩き出すとすり足歩行、
幻視あり。
介護現場ではレビー小体型認知症の対応をさせていただくと、
しっかり支援がご本人に届き、
昨日は、両足を機器に乗せ、
ゆったりとしたリズムの血流促進を支援すると『気持ちいい―』と
副交感神経が高まり笑顔が出る。
☺
更には『トイレに行きたい』と声は小さいがしっかり伝えている。
4月から入社したばかりのスタッフが、
側に付き添い孫のような声かけに
コミュニケーションも“あうん”の呼吸で本人に届いている。
👧
新人桃子スタッフは、デイサービス利用中も
何度も何度も
『○○さん、大丈夫かい。ここは1階だよ。大丈夫だよ』
『ご飯食べよー。もう少しだよー』と
幻視からの言葉や食事介助中も
食事中であることの覚醒を促進しながら適度に呼びかけている。
👵
新人にとっては祖母より年齢が高いご利用者であるが
とても『心からの愛』を感じ、
指導している管理者へ感謝が沸き上がる。
🌷
また、別なスタッフは『あら、Bさん、いつもよりご飯がすすまないわー』と
いうご利用者には『おにぎりにしてみたら』という助言に、
早速提供すると箸で食べる事ができた。
🍙
食べたくないのではなく
目に届く情報がご飯ではなかったのかもしれない。
🌸
介護保険の要介護認定は、この介護の手間を測定するものであり
在宅においても
介護される人々は、
こまめな記録から認定調査員に届ける事が
在宅介護を継続できる要因ともなり得る。
🖊📒
認知症介護は、
その暮らしてきたその人独自の生活からの環境設定が混乱なく、
上品な言葉が心にしっくり入り尊厳を保つことができる人、
素朴で飾ざらない言葉が
スッと違和感なく入りこれまでの生活の継続となる人、
個々の人生に合わせた環境つくりが居心地がよく
側にいても違和感がない。
🌸
世の中がほぼ全て同じ方向に変わる時代となったが、
それぞれの個性を失わず
流されず
独自の支援を待っている人へ届ける事を忘れてはならないと
自分へ命じる。