暮らし
自助
自分に厳しく甘やかせず
体が思うように動かなくなっても
まだ、まだ、と
自分に課題を課し
お部屋は1階であるが
自ら2Fまでへと昇降訓練を行う。
(右隣はエレベーターがありますが・・挑戦)
維持する為の働きは、
悪化を防止する予防となり
麻痺があっても
あきらめない姿に
『自分もがんばろう』と周りの人等も励まされる。
外出等、制限のない世の中にはなったが
高齢者が住む住宅では
ご縁があった皆様が
マスクをかけながら仲良く1Fでソファーに座り
姉妹か、
昔からの馴染みのように親しく語り、
🌹
窓から魚を届けると、
「今、2Fに行ったよ」と、
まるで、
家族の暮らしを伝えるように留守番をされていた。
魚を持参したことを伝えると
「あらーありがとう!」と。
おいしく煮てもらってねーと、ご近所さんのように言葉を添えると
「ありがとう!すまんねー」と
お二人とも、顔を窓側に向きながら声を揃えて見送っていただけた。
🌹
人々が
断片化しながら生きている世の中ではあるが
感染や災害等
急激な環境の変化から
一人ではない事への安心が
何よりも勝り
心を潤すのかと、思えてくる場面であった。