函館H先生の講義と大学5.
昨日は、グループホームの先駆者である函館のH先生の講義のお手伝いさせていただきました。
妻の病気から出来ることを自分でと、朝の3時に起床し家事を終えて札幌へいらした姿勢・・
人の生きる姿勢は講義と共に心に浸みて伝わり足下の家庭を大事に、年寄りを大事に、そして講義が成り立つのだと・・・
身をもって教えていただいた思いです。
「其(そ)の本(もと)亂(みだ)れて末(すえ)治(おさ)まる者は否(あら)ず。
其の厚くする所(ところ)の者(もの)を薄(うす)くして、其(そ)の薄(うす)くする所(ところ)の者(もの)を厚(あつ)くするは、未(いま)だ之(こ)れ有(あ)らざるなり。」
「その本である自分の身が乱れて、家をはじめ国や天下が治まることはない」
「要するに、その厚くすべき本をおろそかにして、薄くすべき末の方に力を注ぎ過ぎると所謂本末顛倒して、長い目で見れば終わりを完うすることはできない」
※これからは以上述べてきた三網領や八条目が単なる独見ではなくて、すでに定評のある経書等によって、その信憑性(しんぴょうせい)を高めようとするものが多い。
引用 「大学」を素読する 致知出版社