昨夜、飛来途中の白鳥の泣き声が静かな夜空に響き渡っていた。
幼鳥のような泣き声である。
群れから離れてしまったのだろうか、
親鳥は、どうしたのだろうと、
車から降りた瞬間であったが、様々な思いが駆け抜ける。
無我夢中で泣き叫び親鳥を探している姿は、
白鳥の世界も
人間の世界も、感情は同じように働いていることを知らせている。
一羽の真に迫った暗闇の出来事から、
「自然界の中に人間が、お邪魔させていただいている事を忘れてはいけない」と
遠くになる泣き声と共に瞬間、思わせていただいた。
「無事で親鳥たちと出合うことができますように」と願いつつ・・