アセスメントする側の「心の測定値」を正しくもつことが大事です。

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実践者研修アセスメント資料を昨日完成し送りました。
実践研修の指導内容に基づいて作成するのですが、講義の中で何を掴んで帰っていただくのかを中心で考えると、実際の業務に繁栄できるものが浮かんできます。

特に現場では、研修に出ていただく人の確保に始まり、その穴の空いた職場に人員補充をするのです。あくまでも人員基準を損なってはいけないのです。

研修に出ていただくと言うことは、人件費が2倍に跳ね返るのです。
その様に思うと、ついつい現実的に必要となる講義つくりが始まります。

今回の講義で特に力をいれたのはアセスメントする前の《心の測定値》です。
アセスメントは、入居前・利用前からの面談や情報から始まります。

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《水分の心の測定値から》
過去の情報と今の情報を基に利用者・家族の意見を受け入れながら分析しプランに繁栄しますが、日々の介護を提供するなか、水分が摂れないというアセスメントから介護者は担当ケアマネにいちいち聞いて決済をいただくのでしょうか。
既往歴や現病を介護者が周知しているとみなしたサービスが提供されますね。・・
★介護者には医療の知識が必要です。その人の変化をいち早くキャッチできるからです。

その水分も、なかなか飲んでくれません。食べてくれません。と言った課題から何を提供するのでしょうか。
この時、介護者の心の中にある正しい測定値がものをいいます。
※水分が摂れないときは

・その人の既往歴・現病から水分を摂取して良い量や制限がないかを確認します。
・本人が好きな飲み物のデーターから、他の飲み物を提供します。
・飲み物がだめならば、本人が好きなゼリーを作成します。
昔ながらの羊羹をつくる時の寒天です。食物繊維なので腸にも頃良い刺激を与え排便を促します。固さも柔軟に変更できます。

・また、昔ながらの果物の缶詰の汁を高齢者の場合、喜んで飲んでいただける場合があります。缶詰の汁はブドウ糖と同じ働きをするとも言われております。

※昔の会話に基づいた精神面の活性化から、食していただくことがたくさんあります。

その人の輝いていた昔を、もう一度思い出すきっかけを提供することで能動的に脳が動き出します。まるごと提供しないことが脳を活性化させるのだと日頃の介護から感じています。

※認知症のメカニズムを上手く利用することが、その人自身に光をあて生きる力の提供となるのだと最近は特に思います。

※たくさんの知識で、詰め込み過ぎとなり介護者自身が混乱している場合がありますが、物事の原点を良く見て、現場の業務の中に取得した知識を当てはめていく、研修・現場研鑽・モニタリングの手法が大事と思います。

★実践者研修は、多くの「心の測定値」を入れました。★

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