余命1ヶ月の花嫁を、出張先のわずかな時間を利用し見ることができた。
見ているうちに、以前ドキュメントで流された映像を思いだした。
友人と楽しそうに語らいでいるシーンが重なった・・・・

 一人残された彼が自宅で残されたビデオを見るシーンでは驚かされた。
全て自分の死と向き合い、苦しい痛みの中から残される人にまで心配りをする働きに・・・


 自分は、この映画から何を感じ取る事ができるのかを心に宿し見せていただいたが、そこには先日、癌で急死した友人と残された姉妹の心の痛みに遭遇する事ができた。
友人は、どのうような気持ちで何の悪気もなく本人に手渡された診断書を見てしまったのだろうと・・

 


 明日が有ることが奇跡・・・
命の大切さを充分に学習してきたつもりの専門職でも、日々の心の磨き方を忘れると人生にかかわる重大な落とし穴に落ちてしまうことがある。


 人は神様ではないのだから失敗はつきものと、いう事もあるが失敗からどのように相手に謝罪をするのか、私達お世話をさせていただく場からもチームワークの在り方やカンファレンスの大事さ、自分の事業所の癖をトップ・リーダーは知っているのか。

 

知ってるつもりでも、指導はされているのか、言いづらいことでも相手に理解できる言葉で伝えることができているのか・・・原因を根本的に解決に至る作業ができているのか・・・・・

★★
 日々の医療や介護の中で流されない自分と向きあうことができるのか、失敗から学ぶことの大事さ、その時の心の有り様を間接的に思い起こさせていただいた。

 

★★・・・★★
 人生を精一杯生き、天命を全うした彼女達には、きれいな音楽が流れ、すがすがしい空間の中で暮らし続けるだろう。


 残された私達には、まだ人生の荒波に耐え抜く修行が終わっていないようである。
目の前に現れる修行の数々を、一つずつ感謝を込めて丁寧に対応させていただこう。