事業所の管理は、直接利用者さん支援へと直結する。
利用者の価値基準
利用者へ支援をする人々は、
利用者の価値基準を日常的に頭に入れ、
困難なときこそ冷静に穏やかに判断することを多く求められる。
その人が、今何を求めているのか、
何が必要なのか。
しかし往々にして、
現場において組織の体制と支援を提供する人の感性により、
利用者支援に結びつく場合が多いように思われる。
自分も含め支援をさせていただく人々は、
心と頭を冷静に判断できる価値基準を磨き続ける必要がある。
知識のみを振りかざしたり、自分の価値判断で支援を行うと、
そこに、互いの摩擦が生じ、
共に必要のない時間が、だらだらとかかり互いに疲弊をしてしまう。
事業所として援助者の心を育て、
援助者の多くが求めていた、
仕事からの「やりがい、達成感」を求めることが出来る支援を提供することがより良い支援へとつながる場合が多くある。
事業所の管理の度合いや事業所の規格にあった利用者支援を続けていると、
支援をしている職員の能力は上がらず、
心は疲弊してしまう。
事業所の管理能力は、支援を提供する人のみならず、
直接、利用者へ結びつくことが多く見受けられる。
正しい支援が何であるのか、
本当にこれで良かったのか、
共に悩むことが多くあるが、
そこにたどり着くプロセスが一番大事であることをひしと感じさせていただく。