過去のエッセンスをいただいた神経と志
ご利用者の人生の一日、
貴重な人生の一日に彩りを与えるチャンスをつくらせていただくのは、
いつも、そばにいさせていただく自分達の志し如何(いかん)である。
目の前の、その人を思いやり充実した一日が提供できるためには、
画一的なものではなく、
個々の人生を振り返りながら、
そっと能動的に自ら気づいていただける言葉を添えながらサービスを提供する。
過去のエッセンスをいただいた神経は、
あらゆる細胞を駆使するかのように活性化し、
お・も・い・で、の細胞をキャッチする。
その場所は、
朝の寝起きの声を届ける一瞬であったり、
食事のお膳を届ける一瞬、
一緒に部屋まで歩く一瞬であるなど、
自らの志は、いかようにも働きだし、
環境や時間にとらわれることなく自由に躍動感をもって動き出す。
ご利用者の人生が自分達の志と直結していることを知ると、
介護という職業の尊さが身にしみてくる。