JR北海道車内誌 「また春が来る」
飛行機、列車と
非現実的な時間の流れの中、
手に取り読ませていただく時間は貴重な空間が訪れ、
JR誌から思わぬところで小檜山文学との出会いの場面を回顧することとなった。
子育て中に自分の時間を持ちたいと、
北見市民大学講座へ出かけた経緯がある。
当事は「自分の時間を持ちたい」と育児室があるばかりに出向いたわけであるが、
独特な市民大学の雰囲気の中、
当事、講師慣れしていない(失礼)小檜山先生の雰囲気は、
初めて社会参加をした自分にとって、ほっとする時間をいただき、
強烈な印象と共に、その後の何冊かの著書を読ませていただく場面へとつながった。
JR誌の描写も、わかりやすさと共に北海道の農村を支えてきた本音の暮らしが告げられ、
途中、大きな塊が胸につまったような感情が押し寄せ、
生きることへの切なさと北海道を支えてきた開拓農民の当事の思いが交差した。
JR誌の1冊の本から久しぶりに社会参加した当時の思いと、
小檜山文学の強烈な最後の印象が大きな塊となって現れてきたのだろう。