認知症介護の究極は職人技なのか!
現場を離れているときには、
利用者さんの心身状態の把握、
ご家族との連携、
食事、指導など、
あらゆるものが1枚の写真や1本のメールから情報が入り、
現場からは見えないものを感じ取ることができる。
最近は、管理者に対しメールでの意見の交換が頻回に行われている。
管理者は大変だろうと思うが、
感情が行き来しないメールから
互いに冷静にやり取りを行い時間を置いてより深く分析することができる。
そのような日ごろの意見交換からの介護を一つずつ積み重ね、
”認知症介後の個別ケア”を求めていくと、
認知症介護は「職人技か」と究極思えるようになってきた。
熟練した介護技術と、その人の人生を知り、
その人の一喜一憂する表情から何を読み取るのか、
その人の憂いをもった表情、
その場を見過ごすと、すごいスピードで次の感情との戦いに入っていくその人を、
適時にキャッチし何事も無かったように穏やかな空間へ戻すことができる。
それが認知症介護の職人技につながり、
個別ケアの行き着くところなのかと・・・
管理者とのやりとりは日ごろの掃除の仕方、
料理の出し方、言葉の使い方、環境など、
認知症という病気で戦っているその人へ、
失礼の無い接待がどれだけできるのか、
すべては生活の基本の上に認知症介護の技が研ぎすまれ職人技が磨かれていくのだろう。