東京、高島平団地と真の僧侶の姿
昭和47年に入居が始まった東京、高島平団地の高齢化率は34.5%と、
全国を大きく上回り、
少子高齢化の団地と大学の連携により活性化を図っていることは、
塾長からも何度も聞かされておりましたが、
その団地に北海道小樽出身の大学院生が書道を教えていると北海道新聞、朝刊にありました。
★★
孫のような存在の人を先生と呼び、
高齢者は若い人と話ができて嬉しいと・・
大学が家賃を補助し学生に団地に住んでもらう取り組みも始まり、
このような取り組みが全国的にも広がっていくと、
不安の中にも明るい兆しが見えてきますね。
この青年は今月、実家へ帰り、
僧侶を受け継ぐということであります。
★★★
偶然にも昨日、元入居者家族より、
決して楽ではなかった家計の中から、
やりくりをしながら寺へお布施をしていた親の姿を思い出し、
戒名のことで寺へ相談すると、
「お金が優先だった」と昨日、聞かされ
落胆した姿を悲しく思っていたばかりですが、
この青年は、お金だけではない、きっと納得できる説法と心ある僧侶になることでしょう。
★★★
お金でいただいた院号では極楽にはいけないでしょうが親を思う子の姿が、
きっと功徳となって天に届き良い所へお連れしてくれるでしょう。
ちなみに、
院号とは法名(ほうみょう)、戒名(かいみょう)の上に冠する最上の尊称とありました。