試練から立ち上がった慈悲の花
日本国中の人々の、
被災者を思う気持ちは
日本の骨格をより強固とし、
人々の心に、
試練から立ち上がった1本の“慈悲”と言う花が、
日本人の絆となり、
見えない絆は、
被災地の狭い体育館の中に、
温かい日差しとなって光が差し込む。
北の果てからも「電気を倹約しよう」、
「ガソリンを無駄にするな」と、
寒さに耐え、
飢えに耐え、
家族を亡くし悲しさに耐えた人々の悲しみを
我がことのように心を痛め、
原子炉では、
福島の人たちと共に、
勇気ある自衛隊、警察、消防の人に手を合わせ、
画面に向かい「頑張れ!頑張れ!」と日本全国が一つになり、
思いは大きく、強く、原子炉を見守っている。
日本中が一つになった強くて大きな“慈悲”の“絆”は、
どのような黒い塊も押しのけ、
日本中の心の叫びは、
大津波を波消す力となって大きく明るい太陽のように、
千年に一度の試練に耐えた被災地の人々に、
必ず、
苦難を取り除く優しい光が差し込んでいく。