家族とは
姪の3人目の子供と対面
姪のお腹の中にいるときから、言葉にならない思いの交流のせいなのだろうか・・
初対面であるが、どこか懐かしく周りのざわめきを退け生まれてきてくれた姪の子は「何でも知ってるよ」と、言わんばかりにじーっと目線を合わせてくる。
この子がこの世で生き抜き、順調に生かしていただいたときの日本は、どのようになっているのだろう・・
一人の命を親は無償の愛で育て上げ、その子が50才になっても60才になっても、まだまだ心配し続ける。
先日の講義の中から“家族”とは・・という内容を担当させていただき、自分自身が一番の気づきをいただいた。
親の無償の愛を受けて子供が育ち家族が成り立つ。
社会の一歩を家庭から築きあげていく。
個々の家庭の集団が社会となり国を動かす。
親の無償の愛は上から下へと限りなく続くが、子から上へと行う親孝行はなかなか思うように届かない。
せめて人として恥じない程度にという思いを持ち、ハンドルを握る自分がいる。
どこからか「自分の足下を固めないと、人様を幸せにはできないんだぞ!」という言葉が聞こえてくる。
人様の親を世話している介護者達は、時には自分の親を振り返ることが日々の介護に潤いをもたらすのか・・
”親の喜ぶ顔には賞味期限があることを忘れないでいよう!”
“よいしょ!どっこいしょ!”と、行う親孝行でも親は無償の愛で受け止めてくれるのだから・・