多世代交流の場をエーデルワイスから発信(認知症高齢者から町内の婦 人部へうどんつくり伝承)

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 昨日16時30分より、町内会の婦人部と青年部、地域住民、エーデルワイス利用者、エーデルワイス家族会、エーデルワイススタッフ家族などが参加し賑やかに夏の一時を過ごすことができ笑顔が一杯の時間となりました。

 

保健所から来た、太郎と花子も参加し皆さんに頭をなでていただき”とりくし”の臭いについつい”わんわん”と・・・

 

一部では、エーデルワイス4年の歴史を、もとナレーターの入所者のSさんからの挨拶に始まり映像をパワーポイントで伝えさせていただきました。
自分の顔を発見すると「俺だなー」と・・・・嬉しそうな表情に・・

 

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4年を迎えた利用者様がほとんどですが、4年という月日の流れから、今でもかくしゃくとしている方、脳梗塞の再発から失語症になったけれど食事時の1対1の正面介護から言葉を発することができつつある99才の方等、人生の最終章の一日一日は貴重な一日であり、その積み重ねからの4年は若い人達の何倍にも値するのではと、思う場面でもあります。

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利用者様がお元気な頃、家族のお腹を満たし心を満たすことが出来ていた、うどんつくりの披露を町内の婦人部の皆さんに伝えていただきました。
認知症になっても場面を提供すると、懐かしい元気な自分を取り戻す事ができます。

 

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「いやー私が先生なの・・あっはっはっはー」と、笑いながらも腕にはしっかりと先祖代々のうどんつくりが継承されておりました。

 

婦人部の皆さんは懸命に先生の手先を見ています。
技術を盗む手法から昔ながらの「見て覚えるもんだ!」という、父の口癖が頭をよぎりました・・・

 

 

町内の婦人部の皆さんも「あら難しいね・・このままにしたらまた、団子になっちゃう!あっはっはっはー!!」と民生委員さんや婦人部参加の心強い交流となりました。
うどんの出しは、前日からの「こんぶとかつお」だしです。
東京から旭川フォーラムでお越しのNHK、Kさんも、うどんもおいしい!おつゆもおいしい!と・・・絶賛の言葉をいただきSスタッフは超大感激です!

 

 

頭に、てぬぐいをしっかり巻いたSスタッフは、まるで”うどん工房”の「工房長」さながらの出で立ちで、しっかり形から入っておりました。

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スタッフの「時を楽しむ余裕」に感謝です!
楽しい仕事は楽しさと共に疲労を忘れるエキスがあり、小さなもやもやを吹き消してしまう働きがあります。

 

 

 

スイカ割りに線香花火、ヨーヨーつりと、もと老健同僚の斉藤部長も参加し「よってらっしゃい!みてらっしゃい!そこのお嬢さんいらっしゃい!いらっしゃい!」と威勢の良い、まるで寅さんのヨーヨー出店のような光景となりました。

 

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エーデルワイスから子供と、中年、高齢者とむかしながらの交流の場が発信できたことに喜びを感じます。
盆踊り、車いす盆踊りも終了し、恒例の真室川音頭・エーデルワイス・青い山脈を全員で合唱し終了の挨拶が終わると同時に雨が降って来ました。後片付けが終了するととたんに大粒の雨が・・・・・

 

 

お天気の神様にも感謝です!
関係者の皆様ありがとうございました。
人生の最終章の1ページに彩りが添えられました。