ホームは幸せの潤滑油に
この春、ターミナルが終了し天国へ行った「仲人ばあちゃん」の家からトマトが届きました。
三代続いた農家を懸命につないだ次男さん夫婦は互いの体調を気使いながらも少しでも味の良いトマトをと、プロに徹してトマトを丁寧に育てていました。
そのような心のこもったトマトは、やはり味が各別です。
仲人ばあちゃんを通して、介護者であったお嫁さんのみならず息子さんとも仲良く行き来出来ることはエーデルワイスの財産でもあります。
ターミナル後の家族支援は定期的に実行しようと今年の目標に掲げ先日、寄らせていただきました。
老健時代を含めターミナル後の家族は何年経っても、かかわりのあった人を通して本人との面影を強く感じていただけるようで、お店での急な出会いであっても当時の思い出が蘇り涙していただくことが多くあります。
施設利用時、ご縁のあった利用者様と「顔も見たくない。まだ許せない」と言って涙を拭いていた娘さんが今は本人の頭を何度も何度も愛おしくなぜています。
本人と心の葛藤を面会毎に水に流し心の整理をつけている様子を伺うことができます。
ホームが幸せの潤滑油となり、互いの心の滑車がスムーズに動くようにと平均90代を迎えたホームから思うばかりです。
そんな中、16才のスタッフの頑張りは、家族様にも何かしらの心の変化をお届けしているようです。
ご縁からのホームとの出会い・・ホームと若いスタッフとのご縁・・・・この16才の子の働きは、けなげで今の学校教育からは学べるものではないことは事実です。
永い人生において”人生高校”を首席で卒業できるよう応援に入っています。
全てにおいて、あたりまえの時代では無くなっていることを強く感じる今日この頃です・・