避難時移動用リヤカー等、 工学的にも考えていただきたい分野
北海道においても地震が頻回となり、食糧の備蓄が確保されていない現実から
各、家庭・介護保険事業所・企業における災害時の対応が急務である。
各、施設などにおいては年に2回以上の避難訓練が徹底されているが、自然からの災害時には多くの人を抱える介護施設等では、早めの自主避難通知がなければ全員安全に避難することは困難となる。
「何でも無くてよかったね」と言えるような自主避難勧告を早めに告げていただかなければ
道の施設などが避難所になっているところでは、危険を察知し自ら避難しても受け付けてはいただけないだろう。
移動に不具合のある方は早めに避難をしようと思っている住民等も多いと思われる。
また、食料も一人3日間と言っても施設などではオムツや薬り等、ポータブルトイレ等、持ち運びが多量となる場合もある。
それを持ち運びできる時間が必要となる。
一部には指定避難所が一般住宅よりも低い場所が見られる場合もあり何の災害に関しての避難所なのか、
あらゆる災害に通じる避難所の確保と周知徹底が住民等を守ることになる。
既存の使用していない大型ビルなども避難する経路までの安全や建物の安全性を考慮し検討することも必要である。
実際に安全に避難所までお運びするには、車以外で考えると歩道を利用できる昔ながらの避難用のリヤカー(2名程度乗車)のような物が良いのかとも考えられる。
在宅介護者もオムツなどを入れお運びすることもできる。
折りたたみリヤカーであれば最も幸いである。ぜひ工学的にも考えていただきたい分野である。
また、市町村等が確保する食料備蓄については期限が切れる前に希望施設や給食などに安価で購入していただくのも一つの案として浮かんでくる。
備蓄用食料品は災害を身近に感じ、危機感を持ち命を大事にすることにもつながっていく。
次回の運営推進会議でも、詳細にもう一度取り上げていきたい課題である。
命を守る為には縦割りではない横の連携が安心・安全な町を作り上げていく。
これほど続く災害から、行政、組織、住民等の思考改革が大きく求められているのだろう。