アメリカの小説家ワシントン・アーヴィングの言葉と二宮金次郎
使命感
「偉大な、人間には使命感がある。つまらぬ人間には願望がある。狭量な心は逆境に遭うと萎えてしまうが、偉大な心には逆境をものとはしない。」ワシントン・アーヴィングの言葉より
自分の生きる意味は何なのか。
願望に始まり使命感にたどり着くまで人は幾たびの試練を乗り越えるのか。
今、政治の世界はあふれんばかりの国民が喜ぶと思われる施策をスピーカー全開に奏でているが本当に必要なものは何なのだろう。・・・・
例えば学歴一つをとってみても、少しでもよい学歴と、その真っ直中にいると見えなくなる事がある。
しかし、艱難辛苦を味わった年老いた親の願いは学歴は関係なく、スープの冷めない距離で年老いた両親のもとへ毎日夕飯を共にしてくれる夫婦の存在は、どの学歴も比べものにならないほどの人としての価値を感じているはずである。
二宮金治郎は天明7年に今の小田原市栢山で生まれ裕福な農家で育ったが、再三にわたる酒匂川の氾濫で田畑を流され一家離散となった。金治郎は懸命に働き、わずかな時間も無駄にせず独学で学び24才までに一家を再興した。
今、地球を襲う地震・台風・冷害かと思わせる異状気象は、まさに金治郎の時代を学ぶときが来たのかと資料館で身につまされる思いがした。
何が大事なのか、何を優先するのか今一度じっくり考えて投票を行いたいと思う。