流汗悟道

嬉しい！本当に嬉しい！

 

 

 

互いに社会人一年生であった、もと同僚が事業を始め、微々たる応援をさせていただいていたが今年の春に残念な結果となってしまった。

 

 

 

(遠軽家庭学校校内）

 

 

 

 

彼は寝る暇もなく３時間ほどの睡眠で懸命に働き続け家族と話す暇もなく、なりふり構わず業務に励んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にも「協力してくれてありがとう」と挨拶に来ていただき、命あっての物種と、あまりに落ち込んでいる彼に何とか立ち直ってほしいと思いながら今の彼の心に届く言葉は、どのような言葉なのだろうと思いつつ言葉少なに互いに涙した別れであったが、昨日ひょっこりと挨拶に来ていただいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は、３つの仕事を掛け持ちで働きながら自営業も少しずつ行っていると話す姿に、以前の疲労困憊の様子はなく生き生きと輝いている姿を感じ取った。

 

 

 

 

 

 

 

彼からは「問屋が本当にわずかの、お金しか払えなくても一切請求がないんだ・・」と長年付き合った問屋さんの心意気をひしひしと感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生を、どうするかと迷ったときの人からの温かさ、家族との心の復活、彼の話から「本当に良かった！仕事以上に、どれほどの宝を得たことか」と互いに手と手を取りながら逆境から立ち直ることができた喜びを感じ取ることができた。

 

 

 

 

 

 

“流汗悟道”

 

 

 

汗して働いたからこそ、彼は家族の大事さ、命の大事さ、人の思いやりを肌で感じ得る事が出来、失敗した事業から大きな宝をいただいた。

 

 

（家庭学校教会内の絵）

 

 

 

 

彼は、何年かかっても問屋さんへの負債は必ず返して行くと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

お金ではなく、人の道において何が大事かを真から学び取ることができたのだから。