センター方式から利用者様の声が、ご家族に届き自宅でターミナルを迎 えることに
認知症の人とケアマネジメントセンター方式
ご本人が、発した声を大事に、どのような気づきがあるのか・・・・・
私達は、最後のその時まで、その人らしくを求め探り続けると、やすらかな表情や笑顔と出合うことがたくさんあります。
入居後1年ほど過ぎた頃、自然体でそれとなく自分の最後の場所をお伺いする場面があります。
ターミナルについての意思の確認であります。
自宅へは、戻ることが大変な方が多いグループホームであり、病院かホームかの選択が多いのですが、Kさんは、自宅と答えていただけました。
その時の年月日、伺った状態、担当したスタッフ、本人の精神状態を記録しておきます。
認知症という病気ですが、みなさん最後に関しての意思はしっかり持たれる方が多いのです。
家族様は3日前、本人がいつどのような状況になるかはわからないと医師から宣告され、家族様は3年前の本人の意思を思い出し、自宅でのターミナルに切り替えました。特にお嫁さんの覚悟を決めた表情には本人の精神面が安定した今、今ならできるという喜びのような自信もうかがえることができました。
お父さんも看取った息子さん夫婦ですから何も心配することはないのですが・・・「子離れのできない親」は聞いたことがありますが、「入居者離れができない施設長」・・と、ふと自分を観察しました。
これからは、家族様が面会にいらしたように私達が面会に行かせていただきましょう。