ボランティへの行動は「我執」を放す時間へと
介護現場には、多くの働くお母さんが多いが、
家庭のことで悩んだときに多く発する多くの言葉は、
「仕事をしていて良かった」という言葉である。
「おはようございます」という元気な業務の顔で夢中で仕事をするうちに、
いつもと変わらない自分が現れ、いつしか大きかった悩みもグーンと小さくなることができる。
また、仕事の悩みは家庭の中でのくつろぎから忘れることができる。
そのように考えると、
海外ではあたりまえのように仕事とボランティアの両立を良く耳にするが、
仕事とボランティアの二足のわらじは、
今までの狭い視点から四方八方への視点へと視野が広まり、
仕事以外の人々との新鮮な出会いが自分つくりの潤滑油の働きとなっているようだ。
そこは、人々との交流が互いに支えあう時間となり
いつしか知らない間に『我執』を放し、満たされた心地良い時間をいただけているからなのだろう。