昨日は講義終了後、
北海道立近代美術館で「東山 魁夷展」を見ることができた。
どの作品にも奥深いところに訴えてくるものがあったが、
一枚の絵の場面で足が釘付けになり、
館内を見終わった後も、
今一度、引き寄せられるように再び釘付けになった絵である。
![CIMG0207.JPG](https://edelwaice.com/wp-content/uploads/2012/07/CIMG0207-150x150.jpg)
観る者の生き様を問われるような場面と遭遇し、
どこかで同じような体験があったはずだと、
頭の中を駆け巡る瞬間が訪れた。
![CIMG0209.JPG](https://edelwaice.com/wp-content/uploads/2012/07/CIMG0209-150x150.jpg)
それは、
やはり静かな空間で
おごそかに、
気高く、
今と同じように訴えてきた小さな仏像であった。
![CIMG0171.JPG](https://edelwaice.com/wp-content/uploads/2012/07/CIMG0171-150x150.jpg)
数多い作品の中でも
「白馬の森」の1枚の絵は、今の世を生きる者に静かに個々に語りかけてくるようだ。