独居認知症高齢者からの教え
北見シルバー人材センター主催
「認知症の理解研修」が集中力が維持された中、終了することができました。
今日の研修では現在シルバー人材センターで登録されている方、
同時に民生委員さんであるなど、
一人で何役もこなされている方もおりました。
庭の手入れのお付き合いから馴染の関係となり、
長い月日の経過から、認知症が発症している方など、
気になる方々を思い浮かべながらの学習となったようであります。
局長さんにも笑いの体操の協力もいただきました。
認知症の学びの後には、介護現場においての見学と
「拠点高齢者110番の家」に一堂に集まり、
認知症のOさんが、見事に魚をさばいている場面からの学びです。
認知症のOさんは、独居で要介護度も高めの方です。
そのOさんから「自分の家はいいよ。
みんなも自分の家で暮らしたいしょ!気兼ねないも」と、
そして、
「具合が少しでも悪かったらさ、みんなうるさいぐらい病院へ行けっていうんだわー。はっはっはー」
「無理やり病院へつれていかれるんだー心配ないんだー」と
嬉しそうに大きな口をあけて笑っていました。
受講生達は考えさせられる思いで何度も頷いていました。
家で暮らすこと、
家で暮らせる為に自分等が地域の社会資源として前に向いていくこと。
大切な時間を独居認知症高齢者から親からの伝授のように教えていただけました。
拠点高齢者110番の家もわかり、しっかりメモをしていただけました。
「高齢者110番シール」を持ち帰る方もおり、自分等が住みよい地域つくりへ一歩前進です。