一親等・二親等の身内がいないからこそ、本人の意思を継続し在宅で暮らせ る現実!
ご利用者の中には、
毎年、恒例のように菊祭りを楽しみに過ごされていた方も、
ご夫婦のどちらかが旅立つことにより、
随分と疎遠になっている方も大勢いらっしゃいます。
認知症になっても環境が整うと穏やかに在宅で最後を迎えることができます。
厚生労働省の資料の中には、認知症になっても本人の意思が尊重され、
できる限り住み慣れた地域や良い環境で
暮らし続けることができる社会の実現を目指すと言う力強い方向性が記されております。
後は、日本のそれぞれの地域に住む人々が、
自分だったらどのような最後を望むのか、
施設やホームを選ぶのも自分の意志であります。
しかし、90才に近い認知症高齢者Oさんが
「自分の家がいい!みんなも自分の家で暮らしたいしょ」と、
「一親等・二親等がいない独居」だからこそ、
本人の意志を尊重させていただくことができる現実も見逃すわけにはいきません。
Oさんと会い、話を伺うと元気な認知症高齢者も見守り体制を構築できれば
「在宅で暮らせることができるのだ」と実感されるかと思います。
しかし、支えるプロとして、
もしものときの現実の心構えをすることも
最も大事なことであり、
居宅担当のケアマネも本人の意思を尊重しようと
しっかり心構えをデイサービス等に周知しております。