動の時間はオーケストラ
動の時間
その日のご利用者の心身状況に合わせ
動の時間(体操)は、
スタッフはオーケストラの指揮者のように当日の参加メンバーの力を引き出していく。
第一楽章の体操では、
前夜からの情報を組み立て
指揮者は、譜面に無いソロを奏でるご利用者の前に優しくよりそい、
演奏するメンバーの士気を上げ、
第二楽章の脳活性化に入る。
ことわざも快調に進み演奏する人々の顔にも自信が漲る。
和音が揃いだし、
第三楽章では
フルートの旋律を奏でるように気持ちよくソロを演奏し、
ソロを盛り上げるように個々の演奏者のテンポもいつしかアレグロに変わり
最高潮に盛り上がった楽章から
第4楽章では、
指揮者はデクレッシェンドを、あえてそっと出し
静かに静かに朗読を語りだす。
ご利用者は、二ノ宮尊徳の時間へと誘い
遠い記憶を呼び起こし、
その話は「俺のことだ」と爆笑を誘い、
お昼のメニューを紹介し笑顔で大きく腹式呼吸を行い静かな時間とむきあう。
♪
命のよりそいは、
どのような仕事にも通じる何かが存在する。
△▼△▼△▼現場より△▼△▼△▼
朗読時に、「小学校の思い出」というお話を読みました。
そこから回想法に繋がり、
「昔は子供が多くてね、6クラスもあったのよ」
「兄弟をおぶって学校へいったよ」と
たくさんのお話を聞かせて頂き、大変盛り上がりました。
私の知らない時代背景でしたが、またひとつ利用者様を
知る事ができ、嬉しく思います。
福田