訓子府町集い:「やっぱり声おっきくしたらだめなんだべさー」
先日、 訓子府町の認知症の人等を介護する集いでは、
80代のおじいさんが、やはり80代のおばあさんを介護されている方の参加がありました。
そのおじいさんから、
「やっぱり声おっきくしたらだめなんだべさー」と質問がありました。
「おじいさんは、どのように思いますか」と伺うと、
「声、おっきくしたらばあさん怒り出すなー。声小さく静かに言うと、ばあさんわかってくれる」と、
日頃の介護からおじいさんが勝ち取ったことばでありました。
「おじいさんの介護は、何もアドバイスはありませんよ。100点ですね」の言葉を届けると、
おじいさんの目尻を下げて喜ぶ姿を、
同じ地域の町議さんやボランティアさん等が、
「いやーよかったー来たかいあったねー、おじいさんドンドン上がるねー」と、
やはり互いに日頃から支えあう姿が垣間見られ、
介護家族や町の地域包括の保健師さんや、
親の介護終了後、悩みながらも前に進もうと
「元旦に決意表明をしました」という一歩前進された素晴らしい女性、
また、
町の福祉を牽引する一人でもある
グループホームの経営者等との活発な交流の時間となりました。
平常時からの住民目線での町議さんの働きは地域の現実を把握し、
超高齢社会の時代にあった働きへと大きく変化していました。