生きていてくれてありがとう!
高齢だからこその誕生日
楽しかった子供時代
家のすぐ側の教会に行き
クリスマスの時期には、お菓子のプレゼントをいただいたと
子供のように、こぼれんばかりの笑顔で話し
秋祭りでは青年団で覚えた踊りを披露されたこと
自分の結婚式では
地域の料理人だった父親から受けた手ほどきで来客の為に祝膳を作り
「なんで自分の結婚式に料理を作ったんだろね」と笑顔で自問自答し
晩年には、夫が病に倒れ通院の為に運転免許にチャレンジされ
懸命に介護と戦いやがて夫を見送り、
知らぬ間にもの忘れの病気が襲い夜間でも亡くなった夫を探しに行くようになり、
今でも、多くの過去との戦いをまだまだ終わらせてはいない。
誕生日のお祝いでは、
「え、私の誕生日なの。お祝いしていただけるの」と言葉をつまらせながらも
懐かしい子供の頃の話を聴かせていただける。
高齢になった今だからこそ、
家族を支え
地域を支え
日本を支え
頑張って生きていてくれてありがとうと・・・
誕生日を祝福をすることは人生を祝福することなのだと教えていただいた。