「食事中は,なぜ静かにするのだろう」という現場の新人さん
(Ⅲ号館ケーキ作成)
「食事中は、なぜ静かな環境で食事をするのだろう」と
音楽を聴き楽しみながら食事をする若いスタッフは疑問の部分でもありますね。
現場では食事中の大きな音や目の前の刺激などで、
それまでスムーズに摂取していた食事が中断し、
記憶障害からどのように食べて良いのか不明になる場面があります。
(1枚の広告を見ていたMさん、かみでっぽう製作へとⅢ号館)
GH入居中のTさんは、
目前の介助するスタッフの動きに集中し始めると箸が止まったままになります。
「ご飯を食べましょうね」と耳元でささやきながら箸に手を添えると
再び食事がスムーズに召し上がることができます。
Tさんには、食事摂取時の環境整備が必要な時期が来ました。
学びが無かった一昔前の現場では、
健康に異常が無くても残された食事内容から
「食欲が無いようです?」と
自力摂取できる場面だけの判断で
そのような報告が普通に聞かれておりました。
食事中のみならず、生活全般に静かな落ち着いた環境が求められ、
進行に合わせた介護が必要になります。
認知症介護は更に新しい介護に進歩しています。