介護の根底にある自分との向き合う場面から

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懐かしいような笑顔や

呼吸と共にかすれるような声がでるその人の姿から

 

 

亡き祖母や、父親の顔が浮かび介護する自分の根底と出合うことがあり、

 

深層心理を求めていくと亡き人々の導きがあるようにさえ思われてくる。

 

 

 

 

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介護者の多くは、

優しさと、自分を必要とする人々を支えたいと尊い理念が根底にあるが、

 

 

 

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忘れてはならないのは、

今、元気な血縁者等にできることをさせていただくことも自分を大事にすることになり、

 

 

新潟に年老いた病身の父を見舞いに、

今、自分ができる親孝行をさせていただきに、ほぼ定期的に行くスタッフもいる。

 

 

 

 

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年を重ねた自分からの少しの縁と少しの未熟な助言であっても、

 

 

その人が先祖から受け継いだ足元をしっかりと固め

人生の深さまで変える力が働いてくる。

 

 

 

 

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「年を重ねるほど謙虚に素直に生きなければ」と

スタッフの姿から育てられているのだと気づかせていただく自分がいる。

 

 

 

先日、偶然に行かせていただいた護国神社では

英霊達の写真を前に亡き人々の無念さと共に

 

 

 

 

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「生きていればこそ何でもできるはずだ!」と強い信念が湧き上がり、

 

戦争で散った人々の上に自分等がいることも忘れてはならないことだと、

 

あまり多くは語らなかった父親の姿が重なった。

 

合掌