介護とは「働くことは傍を楽にする働き」であることを学ぶ
認知症を患い、
家族の同居支援を頂き今も直、在宅で暮らし十年を経過する。
通所開始から間もない時期であっても
家族の昼夜逆転の悩みの深さを知った管理者は、
何とか、チームの協力を得ようと再結束を図らせていただいた。
家族の真の悩みは
集いの時間の短時間では語ることができないが、
ようやく語ることができた少ない言葉をいただき、
在宅介護者の「この苦しい状況を理解してほしい」と思う心と、
「すいません。理解力が不足していました」と介護者の心がピタリと重なると
認知症を患う本人までもがスタッフの眼差しをキャッチしたように協力体制に入っていただける。
チームが結束した働きから得られた喜びの感動が、
本人や家族・スタッフ間の
互いの琴線にふれるような場面から明日への活力となるエネルギーをいただき、
介護とは「働くことは傍を楽にする働きであること」を今一度知らされた時間となった。